昨日、義母が亡くなりました。
特養に入居していて、少し前から状態も悪くて施設との話し合いで看取りの同意書にサインしていて。
ケアマネさんからは
「看取りの段階とはいってもそこから1年以上お元気な方もいるし、急変してすぐに亡くなられてしまう方もいるので一概にどのくらいとは言えないのですが」と説明を受けてはいたので、ある程度の覚悟はできてはいました。
一昨日、施設の方から「普通のお食事が取れなくなっているので高栄養ドリンクのみに切り替えます」と連絡が入っていて。
その翌日(昨日)の午前中に同じ内容の連絡が他の方から入り「午後に面会にいきます」と返事をしていたのですが。
お昼ご飯を食べ終わった時点で再度電話が。
「呼吸状態が悪くなっているので来ていただきたい」と。
で、慌てて駆けつけましたが最期には間に合いませんでした。
でも穏やかな最期だったと聞きました。
施設の方々には感謝しかないです。
葬儀社の車で施設を出るときにも、夕飯前のお忙しい時間にもかかわらず施設玄関を大勢の職員さんが見送ってくださって。
糖尿病から来る足の壊死も毎日丁寧に処置してくださったおかげでそこからの敗血症もなく最期まで穏やかに過ごせたことも本当に職員さん達のおかげだと感謝はつきません。
また、感謝といえば義母に対しても感謝の思いがいっぱいです。
明るくて家族のムードメーカー的な存在でした。
お料理が本当に上手でいつもご馳走になるのが楽しみでした。
たとえばおせち料理だと黒豆も丁寧に煮て、シワ1つ入らずふっくらとツヤツヤに仕上がって。
筑前煮もがさつな私は材料を一緒に煮込んでしまいますが、お義母さんは「素材は別々の鍋で煮て、それを合わせるのがコツなのよ」って。
狭い団地のテーブルには乗り切らないほどの御馳走で迎えてくれるのが毎年のお正月でした。
世代的なものなのか環境の違いなのか、私の実家の両親とは微妙に考え方や風習に違いがあったり、時々チクリと感じる物言いをされたりすると若い頃は傷ついて、あまり可愛い嫁ではいられなかったかもしれないけれど。
でも年齢とともに仲良くなれたような気がしています。
そして義父と2人共に娘に対して本当に甘々のおばあちゃんで可愛がってくれたことを感謝しています。
遊びに行くと本当に嬉しそうに「◯◯ちゃーん」って迎えてくれて。
その声が今でもはっきり思い出せて、ちょっと泣いちゃいますね。
天国でお義父さんと再会して、2人で娘のことを見守ってくれるんじゃないかと思います。
