「地理ライダー」さんという方をご存知ですか?
御本人の自己紹介によると
「九州を中心に日本全国をツーリングしながら地形・地質についてベラベラ喋る動画をYouTube にアップしています」と」説明されています。
ベラベラって(笑)
確かにベラベラ喋ってるけど。
我が家ではテレビが実質YouTube を流すモニターと化していて、色んなタイプの動画を日々観ているんですが、「旅行系」の方も好きで色々観ていて。
この方もそんな旅行系YouTuber の一人と言っていいのかな。
旅行気分で観れるし、どんな場所に行っても地理ライダーさんが地質や岩石などのマニアックな話をするところが面白く、またその土地にまつわる歴史などにもふれてくれるので勉強にもなって面白いです。
さて、今日はその地理ライダーさんが先日あげてくれた動画
「バイクでたどる おくのほそ道
⑤象潟と越後路・出雲崎」についての話をします。
これはタイトル通りですが、松尾芭蕉の奥の細道と同じルートを地理ライダーさんがバイクで辿りながら色々解説してくれているシリーズの第5弾です。
私は東北にほとんど足を踏み入れたことがなく、この象潟という土地について全く知識がありませんでした。
正直何県かも知らず、読み方さえ知りませんでした。
「ぞうがた・・・かな?」みたいな。
正解は秋田県にかほ市にあるそうで「きさかた」と読むそうです。
秋田県の皆様、申し訳ありませんm(_ _)m
で、地理ライダーさんも説明してくれてましたが、再度自分でもネットで調べてみると
「かつては『東の松島、西の象潟』と称される景勝地で、小島が点在する美しい入江や小沼が特徴でしたが、1804年の地震で海底が2mほど隆起し、現在は水田の中に島々が点在する現在の風景となった場所を指す。
松尾芭蕉が奥の細道で「象潟や 雨に西施が ねぶの花」と詠んだ名所」
ということらしいです。
つまりかつて松尾芭蕉が観ていた景色と今、私達が観ている景色は全く違うものだということ。
人工的な埋立地などで景観がすっかり変わってしまった場所なんてのはどこにでもあるだろうけど自然現象でここまで変わる、しかもたったの200年ちょっとでここまで変わってしまったというのが驚きでした。
で、松尾芭蕉が観ていた景色、その景色が生まれた背景というのもそもそも、
「今からおよそ2600年前に鳥海山の噴火に伴う山頂付近の崩壊によって発生した岩なだれが当時の日本海に流れ込み、浅い海とそこに浮かぶいくつもの小島をつくった」
ということだそうです(文化遺産オンラインのサイトから文章をお借りしました)
こういうのを知ると地球の移り変わりに比べると人の一生の長さなんて本当にあっという間なんだと感じますよね。
もっと地理も歴史も勉強したくなりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。